番外編
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ベトナム人にお金を貸すということベトナム人からお金を貸してほしいと言われた場合、
「貸しても、貸さなくても縁が切れる」説。
ベトナム人との付き合いにおいて親しくなるほど、出てくる話題。
「お金を貸してくれ」絶対に断った方がいいです。
でも、大概の場合、断ると縁が切れます。
あなたは私の事を信用していない。
私が困っているのに、あなたは助けてくれない。
などなど・・・。
追い込まれた場合は、自分本位ですから、
相手のことは二の次なのです。
相手のことを考えられる人は、
「お金を貸してほしい」と言ってきません。
たとえ、貧乏でも。
一方、貸した場合も縁が切れると思ってます。[お金を貸してほしい理由]・仕事を辞めたから家賃代が払えない・家族が病気になったから・引っ越した
お金を借りるときは意気揚々と借りにきます。驚くほど、すぐに来ます。
必ず返すと言います。
鵜呑みにする方が悪いのですが、人を信じるって悪いってことですかね・・・。一応、「いつまでに」返すと約束させます。その間は待ちます。
期日が過ぎ、何も連絡してこない。なので、催促します。
すると、言い訳が始まります。・まだ仕事をしていないからお金がない・この間に、家族が病気になったからお金がないなどなど・・・。
この話に納得しないと、横柄な態度に変わります。「私はもうあなたと話したくない」「お金ができたら返す」「もう連絡してこないで」
お金を返してほしければ、私に親切にしなさい、と言わんばかりです。
図々しいにもほどがあり、口論となります。
そして、縁が切れる。
故に、決してベトナム人にお金を貸してはいけない。
とはいえ、必ず1度や2度は話題としてあがってくると思います。
そのとき、貸すことで妥協するよりは、
いかに貸さない方向でかわすかに知恵を絞った方がまだ縁が切れる率は低くなるかと思います。PR -
家族への思い入れ
ベトナムでのビジネスにおいて、
ベトナム人との接し方において、
常に憂慮しなくてはならないのは
「ベトナム人の家族第一主義」。
ベトナム人にとっては、何よりも家族が大事。
これが、ときどき、許せないほどの事件をしばしば起こします。
わかりやすいのは、「家族の為なら犯罪を起こしてもいい」です。
本人はそれを信じて疑わないのですから、犯罪未満となれば他人に迷惑をかけることなどは、
気軽なもんです。
仕事よりも家族が大事 ---> 当たり前!
事前にした約束よりも家族の用事が優先 ---> ふつう!
積み重ねてきた信頼関係より父親(母親)の一言が勝る ---> しかたがない!
お父さんかお母さんがダメといったら、
いつ、どこで、だれに、どれほどの損害や迷惑を与えようとも、
やらないのです。
代わりに、家族のためなら、スリ・ひったくり、詐欺、泥棒、
やるのです。
家族の為ですから。
家族 > 法律+正義+約束+友情+etc
もちろん、全員ではないかもしれません。
でも、多々います。
過半数は優に超えます。
自分は両親から「よそ様に迷惑をかけていはいけない」と教わりました。
消防における救出優先順位において"身内は最後"に共感した思想です。
ベトナムにおいて、家族第一主義と衝突することが多々あります。
「(相手への)配慮」
好きな言葉の1つです。
対象は家族もベトナム人も含まれますが、
個々におけるその事象の当事者同士になった「相手と自分」が優先されていいのではないでしょうか? -
架け橋になりたい?
「架け橋になりたいです。」
よく耳にする。
ベトナム人からも、日本人からも。
技能実習生の応募者による自己紹介が、全員同じことを話すので、省略されることが増えている。
無駄な時間だと。
最後、「どんなに大変でもがんばります!」というが、
ウソだと。
ここ3年以内にベトナムビジネスに関わった日本人、ベトナム人も、同じように、こぞって「架け橋になりたい」と決め文句のように話す。
澄ました表情で、正義面をして。
"架け橋"が比喩であることは解ってはいるが、日本とベトナムを結ぶ実物の「橋」を作ろうとしているなら尊敬したいが、航空会社や船舶会社が渡り船(渡り飛行機)となっている以上、あなたたちのかける"橋"を渡る人が幸せになるという保証ができない限り、むやみやたらと橋をかけるべきではないというのが持論です。
「日本に行きたい」「日本に行けば幸せになれる」
という幻想を膨らませたベトナム人たちを、"簡単に渡れる橋"を作ったことで生まれた不幸がどれだけあることだろうか。そして、現在、その数は上昇傾向にある。
"橋"を作った人たちに罪意識の有無を問いたい。
そして、まだ架け橋を増やさなくてはならないのだろうか???
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派遣会社
ある送出機関を訪問しました。そこは、技能実習生の送出機関ではなく、エンジニアと留学生のみを扱っている機関でした。
「技能実習生」の送出機関が、「エンジニア」も扱うというところがほどんどなので技能実習生を扱わないとところは珍しいはずです。
エンジニアの採用は、入管判断NGをおびえながらの活動なので、リスクを背負いながらの運営と思いきや、今までに4件程度で、全体の3%未満とのこと。
意外だったので、徐々に掘り下げてみたところ
1.派遣会社との付き合いがある2.エンジニア採用における十分な知識がない3.送出し後のトラブルは起きている
と、わかります。
それらを踏まえると、
①派遣会社(派遣元)は派遣先が決まっていれば、派遣会社自身が入管への申請人になれる。②エンジニアの在留資格を得られれば転職ができ、更新を目指さなければ多業種への転職ができてしまう(正社員を辞め、派遣社員を選んだA氏の事例)③故に、以前成功した派遣先の名義を借りれば、在留資格は認定される。日本に帰国した後、派遣先を変えればいい。ということになる。穿った見方であるし、あくまで推測です。
ここへはパートナー企業を探すのが目的で訪問したので、善悪を議論をしたいわけではなく、それ以上に追求はしませんでした。
とはいえ、相手の無知と法の抜け道をかいくぐる派遣会社がのさばっているように感じます。 -
コンビニ業界
コンビニ業界が外国人の受入れを容認しようとしている。
それ自体は、賛成だし、ぜひ進めてほしいと思う。
だからこそ思うのは「こじつけ」でOKとするのはやめてほしい。
セブンイレブンは、会計士だけを受け入れるのか?
当然、会計士には、レジ打ちも、発注も、前ダシもさせないでしょ?
会計を知るには現場を知らなくてはならないなんて、強引な説明をしないでしょ???
手口は知っています。
反論覚悟の上で強引に推し進めるなら、
今まで入管NGと涙を飲んだ申請者たちの気持ちはどうするのか???
法律が変わった???
そもそも条文で事細かに定められていたわけでもあるまいに。
運用側の裁量と解釈の方法でしょ?
権力に屈したと開き直った方が、
すっきりする。