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ベトナムの飲食店で使える高度なやりとり
ホーチミンだと、
フォー(Pho)やブンボー(Bun Bo)などを注文した時に、
野菜(葉っぱやモヤシなど)が添えられることがほとんどです。ハノイではあまりありません。
これは基本的に「生」で出てきて、
それを好む人もいるのでしょうが、
ベトナム人の中にも「生は苦手」という者(特に女性)が多々いて、
そういう場合に使うベトナム語
Hãy trụng rau dùm(野菜を少しお湯で茹でてください。)
そうすると、(無料で)湯通ししてもらえます。
その信憑性はさだかではありませんが、
ベトナム人が寄生虫に犯されることが多いのは、
生野菜を食べているからだ、という説があります。
ちょっとぐらい湯通したしたところで、
完全殺虫・滅菌できているかは分かりませんが、
安心感は格段に違います。
おススメです。
Hãy trụng rau dùm 野菜を少しお湯で茹でてください PR -
関西弁の日本語教師「方言」を否定する気はまったくないし、僕は各地方の「訛り」が好きです。無くならないで欲しいと心底願っています。
「日本全国標準化推進」と「個性的な地方推進」のどちらかを選ぶ選挙があれば、後者に投票します。
僕自身は、物心ついた頃から東京・神奈川育ちなので関東弁を話しますが、両親は東北と関西の出身です。それも、どちらも訛りのきつい地域だと大人になってから知りました。関西人が東京の言葉に違和感を感じるとの同じように、正直、関西弁を耳にしたときは「あ、関西弁…」と反応してしまいます。
でも、これは関西人の方と共感できると思うのですが、関東人が話す関西弁は、大嫌いです。(小学校の同級生がそのままずっと神奈川か東京で生活していたにも関わらず、大学生になったとき久々に会ったら、関西弁を話しだして、気色悪くて仕方がありませんでした。)
とはいえ、テレビに出ている関西弁を話している好きな芸人さんはたくさんいるし、関西人の友だちもいます。本物の関西弁の魅力は承知しています。真似したくなる気持ちも分かります。顧客の中に、うちの会社は関西なので、関西の言葉を教えてほしいという要望もあります。
そのニーズがあって当然であり、大阪や関西地方で働いているベトナム人もたくさんいる。これからも増えると思う。
それを踏まえての問題提起ですが、日本語の教科書って標準語なのです。会話の練習で使うCD?DVD?HDデータ?も標準語なのです。(ベトナム人で正確な発音ができる人は日本語教師の中にはいません。だから、録音された教材を使う機会は多いです。)
日本語能力試験も、各学校入試の聞き取りテストも、標準語なはずです。(もしかしたら面接は各地方の訛りがある面接官が担当するかもしれないけど、学校側だって訛りがきつい人を面接官に選ばないだろう。むしろ、それぐらいは気にかけてほしい。)
関西地方へ就職なり、留学する人向けの特別な日本語教師だというのであれば、まったく否定しないです。でも、全国を対象にした生徒へ関西弁が抜けない人が教えていいのだろうか???常々疑問に感じていました。
私が初めて会った日本教師は静岡出身の同い年の女性でした(当時は20代後半)。彼女は日本語教師のライセンスを持っていなかったけれど、人格と熱意が認められて、学校側からも信頼を得て、生徒にも尊敬されていました。2人目にあった日本語教師は、関西出身のおじさんでした(当時50代後半)。実は、どこが出身だか未だに確認していませんが、きれいな関西弁むき出しなので、勝手に思い込んでいます。(確認しても結果は同じだと思います。)かれこれ2年ぐらいの付き合いであり、共通の友人も増えました。彼は日本語教師のライセンスを持っています。でも、どうやら授業中の接し方も関西弁のようです。「それ、あかんやろ」とか。
彼がそう話していました。写真を撮るとき、常に女性生徒の肩を抱くので、一部で嫌われているそうです。これがきっかけで、日本語能力試験のヒアリングテストに、関東弁、関西弁、東北弁、九州弁・・・北海道、名古屋、土佐、沖縄・・・etcの各バージョンができるのは、大賛成です。
それができぬまでは、
標準語で教えられない日本語教師が、
日本全国津々浦々へ行くことになる生徒たちに
日本語を教えるのは教わる方が可哀想だというのが持論です。
特に技能実習生のような初級レベルを学ぶ生徒たちにとっては、
混乱を招くだけだと思っています。 -
HuyくんとNhiさん2
無責任なコメントで申し訳ないですが、
もともと責任のない立場だったので、
あえて思ったままに言わせてもらいます。
髪を金髪にしたHuyくん。髪を赤く染めたNhiさん。
年末年始の休みでNhiさんが大阪に遊びにきたようです。
[技能実習生は髪を染めてはならない] という法律や規定は無いはずなので、
会社や監理団体の同意が得られれば問題ないはずですが、
私だったら「じゃぁ、なんでそうしたの?」と問うたとき、
(彼らのことはよく知っているので)返答の想像がつくので、
「技能実習生ってそういうもんじゃないよね...。」と言いたくなります。
年を取ったせいなのか。。。
その立場にないので、でしゃばりませんが。
故になのですが、
「一抹の不安」だったのが、
ほのかな期待になりつつあります。
というのは、彼らが悪さをするという期待ではなく、
自分の予想が当たるのではないかという期待です。
結果がどうでもあっても得をするでも、損をするでもなく、
買わない馬券のレース結果を予想するようなもんです。
もちろん、被害者が生まれてほしくないですが、
こればかりは何をするかは予想も、想像もできないので、
「お前はきっと犯罪を起こすから今のうち帰国しろ」とは言えません。
どの立場にある者も言えないと思います。
もしかしたら、仕事は誰よりもよく励んでいるのかもしれませんし。
さらにもしかしたら、会社から髪を染めたら?と勧められたのかもしれませんし。。。
私の予想が外れても何の問題もありませんし、
外れることの方が好ましいです。
とはいえ、
「見た目だけで人を判断してはならない」というのは承知の上で、
2人の内面を知っているだけに、今後の展開に注目です。
技能実習生というと、どうも学生≠社会人≠大人という考えになりそうですが、
技能実習生の該当要件は18才以上です。
そして、建前上は社会経験がなくてはならないので、
18才後半または19才が最年少です。
私が教えていたころのNhiさんは、19才だったので、
今はもうすぐ成人するか、もう成人になったかぐらいのはずです。
Huy君は大卒なので、私が知るころから既に成人です。
つまり、何がいいたいかというと、
技能実習生は学生ではありません。
大多数が20才以上ですし、
未成年たちも技能実習期間3年のうちに成人を迎える、
社会人なのです。
(稀に技能実習期間が1年という者もいますが、少数派です。)
彼らは日本語による表現だと、
「大人」もしくは「大人の仲間入り」をしている者たちなのです。
髪を染めるのも、
休日にデートするのも、
路上でキスして誰もが見られるWebに載せるのも、
それ自体は問題なく、別に構わないと思います。
そういう人はたくさんいますので。
でも、現代のベトナム人技能実習生は、
一般的な日本の若者とは置かれている状況が違うのです。
ベトナム国内であれば、
ファッションを楽しみ、恋愛を謳歌し、周りの人たちの真似をするのもいいと思います。
2018年現在だと、まだ日本が先進国であり、ベトナムは日本と比較すると発展途上国である以上、いくら日本で働いて収入を得ていたとしても、そもそも彼らは何のためにここに来ているのかを考えると、日本人の若者のような振る舞いは難しいのです。
これは内情を知っているだけに、仕方がありません。
ただ、それを辛抱強く堪え、技術や経験・知識、根性と野心を身につけると、
実習期間を終えた後で、日本人を上回るほどの収入を得られることがあります。
そういう成功者がいたから、ベトナム人は日本に行けば裕福になれるという幻想が膨れ上がっています。
ウソではないですが、成功者は圧倒的少数派であり、才能やセンスを持っている努力家(≒苦労人)であるという情報はなかなか浸透しません。 -
日系飲食店の新陳代謝inホーチミン各企業でマーケティングを担当している方に聞いてみたいのですが、"ホーチミンにおける日本食市場をどう捉えているのか?"素人意見では、寿司・ラーメンに関しては供給が需要を上回っていると感じます。
新規出店がダメではなく、既存店を上回る競争力を有していればいいのですが、
その競争の果てには勝者・敗者が生まれるはずです。。。
ベトナムにおいて寿司を提供するお店は、「寿司」専門店のみならず、日系レストラン、日系焼肉屋、日系ピザ屋・・・日系のお店にはだいたい寿司があります。(ラーメンもあります。)
そのような中で、近所に新たなお寿司屋さんができるようです。
唯一独占の必要不可欠なものでない限り、商売とは競争であり、競争とは勝敗を喫するもの。勝ち組・負け組に分かれ、敗者は去り行き、淘汰される。
とはいえ、必ずしも「閉店=敗者」とは限らず、戦略的撤退もあるだろうし、勇退も有り得ます。それを踏まえてですが、(供給過剰の業界においては)新しくできるお店は「OPENING SOON December 2017」と書かれています。この頃、たまたまベトナムで新店をオープンする(した)日本人オーナーたちと会う機会が多かったのですが、予定通りに開店日を迎えたことはなく、遅延を覚悟した上で計画を立てたが、さらにそれを上回ったという意見で一致です。
僭越ながら私も、なんとなくこの一連の業者とのやりとりが安易に想像できます。。。
このお店についても、責任者が全社的な経営トップであればいいのでしょうが、
中間管理職だとしたら、可哀想な気がしてなりません・・・。
これほどの垂れ幕を作るほどです。ベトナム経験もあるのだと察します。余裕を持って、「December」という表記にしたのだと思います。(正確な日時を記さなかった。)
でも、間に合わない…。
日本本社側からは責めたてられます。では、それをそのまま外注先のベトナム人たちにぶつけたら、逆ギレされて、新たな問題が発生します。
どこにどう不満をぶつければいいのか…。
エヴァンゲリオンの「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」という台詞を思い出します。
キレちゃダメだ、キレちゃダメだ…。
心中、お察します。