忍者ブログ

恋するJV29

日本語を学ぶベトナム人技能実習生たちと、日本語とかいろいろ教えようとする日本語教師のベトナム・ホーチミンでの出来事・主に学生たちの恋愛模様やホーチミングルメ情報などなど

HuyくんとNhiさん2

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

HuyくんとNhiさん2

無責任なコメントで申し訳ないですが、
もともと責任のない立場だったので、
あえて思ったままに言わせてもらいます。

髪を金髪にしたHuyくん。

髪を赤く染めたNhiさん。



年末年始の休みでNhiさんが大阪に遊びにきたようです。

[技能実習生は髪を染めてはならない] という法律や規定は無いはずなので、
会社や監理団体の同意が得られれば問題ないはずですが、
私だったら「じゃぁ、なんでそうしたの?」と問うたとき、
(彼らのことはよく知っているので)返答の想像がつくので、
「技能実習生ってそういうもんじゃないよね...。」と言いたくなります。
年を取ったせいなのか。。。




その立場にないので、でしゃばりませんが。




故になのですが、
「一抹の不安」だったのが、
ほのかな期待になりつつあります。




というのは、彼らが悪さをするという期待ではなく、
自分の予想が当たるのではないかという期待です。





結果がどうでもあっても得をするでも、損をするでもなく、
買わない馬券のレース結果を予想するようなもんです。





もちろん、被害者が生まれてほしくないですが、
こればかりは何をするかは予想も、想像もできないので、
「お前はきっと犯罪を起こすから今のうち帰国しろ」とは言えません。
どの立場にある者も言えないと思います。



もしかしたら、仕事は誰よりもよく励んでいるのかもしれませんし。


さらにもしかしたら、会社から髪を染めたら?と勧められたのかもしれませんし。。。


私の予想が外れても何の問題もありませんし、
外れることの方が好ましいです。


とはいえ、
「見た目だけで人を判断してはならない」というのは承知の上で、
2人の内面を知っているだけに、今後の展開に注目です。



技能実習生というと、どうも学生≠社会人≠大人という考えになりそうですが、
技能実習生の該当要件は18才以上です。
そして、建前上は社会経験がなくてはならないので、
18才後半または19才が最年少です。

私が教えていたころのNhiさんは、19才だったので、
今はもうすぐ成人するか、もう成人になったかぐらいのはずです。
Huy君は大卒なので、私が知るころから既に成人です。

つまり、何がいいたいかというと、
技能実習生は学生ではありません。
大多数が20才以上ですし、
未成年たちも技能実習期間3年のうちに成人を迎える、
社会人なのです。
(稀に技能実習期間が1年という者もいますが、少数派です。)


彼らは日本語による表現だと、
「大人」もしくは「大人の仲間入り」をしている者たちなのです。



髪を染めるのも、
休日にデートするのも、
路上でキスして誰もが見られるWebに載せるのも、
それ自体は問題なく、別に構わないと思います。
そういう人はたくさんいますので。


でも、現代のベトナム人技能実習生は、
一般的な日本の若者とは置かれている状況が違うのです。


ベトナム国内であれば、
ファッションを楽しみ、恋愛を謳歌し、周りの人たちの真似をするのもいいと思います。
2018年現在だと、まだ日本が先進国であり、ベトナムは日本と比較すると発展途上国である以上、いくら日本で働いて収入を得ていたとしても、そもそも彼らは何のためにここに来ているのかを考えると、日本人の若者のような振る舞いは難しいのです。


これは内情を知っているだけに、仕方がありません。


ただ、それを辛抱強く堪え、技術や経験・知識、根性と野心を身につけると、
実習期間を終えた後で、日本人を上回るほどの収入を得られることがあります。


そういう成功者がいたから、ベトナム人は日本に行けば裕福になれるという幻想が膨れ上がっています。
ウソではないですが、成功者は圧倒的少数派であり、才能やセンスを持っている努力家(≒苦労人)であるという情報はなかなか浸透しません。

PR

コメント

コメントする