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Thuyさん
Thuyさんは、真面目な優等生タイプ。
Thuyさんたちのクラスは15:00に終わって、
夜の自習時間までそれぞれ自由時間を過ごすことになる。
でも、そのセンター(送出機関)には短期集中特訓クラスみたいなのがあって
彼らは15:00以降にもう一つの授業がある。
Thuyさんだけは自主的にそのクラスに参加してくる。勉強熱心な女性。
まじめ過ぎて、自分は少し苦手としていた。でも、他のベトナム人の先生からは可愛がられていた。
あるとき、自分がThuyさんのクラスで教科書とは関係のない内容で授業を行っていたのを、
教育長のような立場のN先生(ベトナム人)に見られた。
授業が終わってから呼び出されて、どうしてあのような授業を行ったのかと説明を求められた。さらにN先生はThuyさんを呼び出し、教科書に書かれたとおりの会話を手本のように繰り広げた。自分は、日本に行って接する日本人が「みんなの日本語(教科書)」通りに話してくれるわけがなく、
教科書の通りに話してもらいたかったら日本人の先生ではなくCDプレイヤーとでも話していればいいさ、と反論した。
その時からN先生とは亀裂が入り、Thuyさんもなんとなく距離を置きたい存在となった。ほどなくして、自分はそのセンターで教えることはなくなった。辞めるとき、Thuyさんが1番別れを惜しんでくれたと思う。
ThuyさんとはFacebookでつながっていて、数ヶ月に1度、メッセージのやりとりをする。
いつも「○月に日本に行きます」と言っているが、いつも変更される。終いには、会社側の都合でキャンセルされたそうだ。
こういう場合、その送出機関は、別の会社を紹介することになる。でも、そのまま月日は流れ、自分がそのセンターを去ってから1年以上経つが、とうとうThuyさんもそのセンターから出て、田舎で仕事を始めたそうだ。(Thuyさんは約2年間学んだので、もうそのセンターで教えることがなくなってしまった。)
今日、ひさしぶりに連絡したところ、彼女はまだ日本で働きたいと言っていた。
来月、自分のお客さんが女性の技能実習生を求めて面接に来るので、Thuyさんをゴリ押ししようと考えた。
別の送出機関での面接なので、まずはその送出機関の担当者に可能なのか、そして費用はいくらかかるのか尋ねてみたところ、Thuyさんの書類が入管に提出する前で止まっていたのならOK、提出してしまっていたらNGとのこと。
技能実習生の書類は95%ぐらい経歴を偽造する。なので、どう偽造したかは前の送出機関に確認するしかなく、それを許すような協力的な組織ではない。
自分たちのお気に入りすら追い出し、さらに行く手を阻む送出機関H。
助けてあげられなかった。PR -
ベトナム人が派遣社員として働けている理由(外国人が派遣社員として働けている理由)
ずっと誤解していました。外国人を派遣できる条件は派遣元企業からの視点の場合、1.人材派遣業のライセンスを有している2.自社がその外国人エンジニアを雇用する要件を満たしている※製造業や土木建設業でいえば、その分野での設計業務など。
IT業でいえば、自社でプログラミングを行っているなど。
そして、そのような会社はほとんどないはずだと。なので、在留資格認定の申請書に「派遣」の記載欄があることが不思議でした。
法務省発表の典型的な例を読み解いて、ようやく理解できました。<総務省発表による派遣の典型的な例>
本国において機械工学を専攻して大学を卒業し,自動車メーカーで製品開発・テスト,社員指導等の業務に従事した後,本邦のコンサルティング・人材派遣等会社との契約に基づき,月額約170万円の報酬を受けて,本邦の外資系自動車メーカーに派遣されて技術開発等に係るプロジェクトマネージャーとしての業務に従事するもの。
つまり、「派遣元」企業が要件を満たしていなくても、
「派遣先」企業が職務内容における要件を満たしていればOKということになる。今まで派遣会社はすべて悪だと考えていたので、これは申し訳ない。(考えていただけで、誰かに話したわけでも、何かしたけでもありません。)でも、今日聞いたA君の話は、B社の給料が安いから退職した。A君は、C派遣会社を通して、D社で勤めている。A君の大学の選考は「土木工学」D社の仕事内容は「機械」。ちなみにA君は通訳ができるほどの日本語能力もなく、他に特別な才能があるわけでもない。A君はD社で働ける要件を満たしていないことになる。でも、働けているのはC派遣会社が介入しているからだ。考えられるのは、1.C派遣会社が巧妙な方法でA君がD社で働ける申請を入管に通した。2.申請をしていない(無許可な状態)可能性として高いのは「2」だろうと思います。
日本にきて数ヶ月のA君は、「私はエンジニアビザだから大丈夫」と無知をさらけだしていたし。
けれど、調べるにつれてこれが重大なことになるのかと思いきや、そうでもないということがわかりました。
本来であれば、本人(A君)は、14日以内に「契約機関に関する届出(前職からの離職)」を行わなくてはいけません。おそらく、A君はこれをやっていない。また、本来であれば、新しい契約機関を届出なくてはならない。当然、これもやっていない。
では、やっていないからどうなるかといえば、更新するときに、年数が短縮されるか、不受理になるそうです。
5年でベトナムに帰りたいA君にとっては何の支障もありません。
ちなみに、前職の所属機関が行う手続きは、ハローワークに「雇用保険被保険者資格喪失届」を提出することで入管への手続きは免除されるそうです。(※民間行政書士事務所のWebサイトに書かれていたのであって、不確かな情報です。)
つまり、派遣会社としては正攻法で入管に申請を通した以外は、アウト。しかし、不正がバレる可能性は低い。(本人が携帯している在留カードに企業名は載っていない)
仮に、A君のケースが正式に入管OKなのだとしたら、入管になぜOKなのか教えてほしい!!!(既に日本にいる外国人の「切替え」だとハードルが低いという噂はきいたことがある。)
A君が派遣社員であっても雇用保険に入っているとすると、(高い給料を求めての転職なので、条件が悪くなることは考えづらい。)雇用契約を行っているC派遣会社はハローワークに外国人雇用に関する届け出をすることになります。
入国管理局は法務省の管轄で、ハローワークは厚生労働省の管轄なので、情報の共有がなされていないのだろうと推測します。
つまるところ、
A君の転職の結論は、ルールの矛盾や縦割り行政の弊害に行きついてしまいした・・・。 -
技能実習期間が最長10年になるかもしれない
技能実習生の実習期間が最長10年になるかもしれない。
10年・・・。
技能実習生の最年少は19才だとして、
29才まで限りなく「労働」に比重が置かれた生活が続く。
ベトナムにいれば、楽しいことがたくさんあるのに。
技能実習生にも休みはあるし、
日本で青春を謳歌することも無理ではない。
けれど、技能実習生は最低賃金から始まって、
4年目で多少上がって、6年目でまた多少上がるのだろうけど、
日本人と比べたらぜんぜん安く雇われるのだろう。
家族への仕送りのために働くのだろうけど、
20代、30代の10年が失われるのは、
本人たちがかわいそうな気がする。
10年・・・。
企業もそうだけれど、10年続けられる監理団体(組合)はどれほどあるんだろうか?
収入的には安定して管理費が入ってくるのだから、今までのように3年ごとに入れ替わり立ち代わりではなくって助かるだろうに。
でも、監理団体(組合)といえど、企業と同じで、
それぞれに従業員がいて、人件費を上げていかねばならないはず。
その為には、収益を増やしていかねばならない。
世代交代も、内紛も起こるかもしれない。10年成長を続けられるって並大抵のことではないと思う。
とりわけ、その10年間で不正を暴く技術が向上して、
一斉取り締まりが行われれば、
今ある監理団体(組合)の8割~9割は処分されるだろうに。
監理団体を失った技能実習生が強制送還されたという記事を読んだ気がする。
本当に大丈夫なのだろうか?
10年なんて。
10年の責任を負える人なんてどれほどいるのだろうか。
間違えなく、この法案を作った政府は10年後、代わっているだろうに。
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辛だるま
今日からソフトオープンだそうで、
ソフトオープン価格で通常価格より30,000VND(約150円)安く食べられた。辛ラーメンを特長としていて、
辛いラーメンしかないと断言している。
(チラシに書いてある。)その中でも辛さに段階があって、
1番辛くないものを選んだ。それでも辛い!
けれど、しっかり旨味も感じられる。
辛い料理が好きな人にはいいのだろうが、
(意見が分かれるので)カップルや団体客を取り込むのが難しくなるだろうと考える。
また、ベトナム人は辛党が多いけれど、
この価格に手が出せる富裕層は少なく、
ベトナム人は孤食を好まない。ターゲットは、日本人、韓国人、台湾人、中国人・・・。
どんどん限定されていく。
ニッチ戦略?
ソフトオープンということで試行錯誤している最中なのだろう。
幹部と思しき日本人の方たちが「餃子をメニューに加えよう」ということを話していた。
個人的には、ふつうの辛くないラーメンをメニューに加えてほしいと思った。
ベトナムのとうがらしは、痛い感じの辛さなので苦手。店名:辛だるま (KARADARUMA)
住所:8A/E10 Thai Van Lung, Q1, HCMC
TEL:+84-905-155-846