ベトナムサッカー今昔物語
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ベトナムサッカー今昔物語
ベトナムにおいてサッカーは昔から人気スポーツではあったのですが、
代表チームが勝ち上がっていくようになったのはここ1~2年で、
以前も代表チームの試合を見ていたようですが、どちらかというと盛り上がるのはワールドカップであったり、ヨーロッパの試合でした。
かつて楽天イーグルが野村監督によって実力をつけ、
星野監督が昇華させたように、
日本人贔屓の見方をすると、
ベトナム代表チームは前監督(日本人)が礎を築き、
現在の監督(韓国人)で結果として表れてきているように感じます。
最終的には解任されてしまったのですが、
前監督(日本人)の勝ち数・勝率はそれ以前と比較すると歴代1位だったようです。
現在の監督(韓国人)になってから、アジア全域でも上位に食い込むようになり、東南アジア地区では優勝するので、ベトナム国民は大盛り上がりです。
特に強いのが、U-23またはU-22の世代。
昨日の試合はU-22の対インドネシア戦だったのですが、
自分が勝手に勘違いしていて、白いユニフォームがインドネシアだと思っていました。
試合は序盤から白優勢だったので「インドネシア強いなー」と観戦していましたが、
2点目が入った時に背番号の上に書かれた名前がベトナム人の名前だったので、その時にようやく白いユニフォームがベトナムなのだと気づきました。(ベトナム代表のユニフォームもホームが赤、アウェーが白でなのです。)
試合結果は3-0。
しいて言えば、ベトナム代表の監督が退場させられたぐらいです。
この方は以前もイエローカードをもらったりしていました。
熱血漢ぶりがあの方と重なります。
今回の優勝で東京オリンピックの出場が決まったわけではないようですが、
次のステージに進めたということになるはずです。
自分は、だいぶ早い時期から「ベトナム代表が東京オリンピックで出れるのでは?」とベトナム人たちと話しているのですが、冷静なベトナムのおじさんたちは「それはムリだ」と一蹴します。
アジアの強豪といえば、日本・韓国・サウジアラビア・イラン・・・
アジアの出場枠が何チームなのかもわかっていませんし、オーストラリアも対象になるのかもしれませんが、日本は開催国枠で出場が決まっているのでしょうし、フル代表でなくU若い世代であれば、かつて日本も黄金世代がヨーロッパの強豪国やブラジルを打ち負かすことができていました。
サッカー賭博は昔からベトナムにあり、違法なので内々で行われているようですが、大きな試合の後はギャンブル好きがバイクや家を失って身投げする者が続出すると言われています。
身近にそういう人たちがいないのでどう行われているのか未だにわかりませんが、実家が質屋を営んでいるという娘さんが、サッカーの試合の後は家にバイクがたくさんあると言っていたので、今でも行われているのだと思います。
冷静なベトナムのおじさんたちとオリンピック出場談義をすると、「自分(私)はベトナムがオリンピックへ出場できる方に賭けるから、あなたは出場できない方に賭けなさい。」と話します。続けて「倍率はいくらなんだ?」と話が進むのですが、多くのベトナム人たちは負けると思っていても自国を応援したいという気持ちからベトナムが勝つ方に賭けるのだそうです。なので、自分には大した得がないと悟されます。
そもそも違法なので、やってはいけません。
昨年(昨シーズン?)は歴史的大躍進だったので、巷の盛り上がり方も大フィーバーだったのですが、これまでの実績があるのでこの頃は勝ち進む過程において大騒ぎすることがありませんでした。昨晩は優勝したので久しぶりに盛り上がりましたが、日付けが変わる頃には大人しくなりました。
この先も勝ち進んで、いよいよオリンピック出場が見えてくると、
ベトナムサッカーにおける歴史的快挙ですので、
また盛り上がるのかもしれません。
ベトナム人にとって東京オリンピックの注目度が何段階も上がる気がします。
私とて、テンション上がります。
オリンピックの全競技全試合の中で最も注目する試合で、その試合ならベトナム人といっしょに仕事を休んで観てしまいそうです。
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