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恋するJV29

日本語を学ぶベトナム人技能実習生たちと、日本語とかいろいろ教えようとする日本語教師のベトナム・ホーチミンでの出来事・主に学生たちの恋愛模様やホーチミングルメ情報などなど

兄弟姉妹

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兄弟姉妹

とりわけ「外国への道」という視点で捉えると、

ベトナムでは、兄姉が歩んだ道を、弟妹が追従するというケースが多いと思います。

私の友人(ベトナム人)たちも、お兄さんが留学生だったら妹も留学生。

お姉さんが技能実習生だったら、妹も技能実習生。

それぞれの家庭の経済事情で、子供を大学(自国の大学)に進学させる余裕がないということは、ベトナムに限らず、日本も同じだと思います。

兄弟姉妹が複数いると、長男や長女は大学に進学しないで就職して、
弟や妹が大学に進学するための学費を稼ぐというケースもあるはずです。

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<兄>留学生  <妹>留学生
<姉>実習生  <妹>実習生

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決して悪くはないとは思うのですが、
(奨学金をもらっている者たちを除けば)留学生の生活は過酷ですし、
留学生はまず日本の日本語センター(専門学校)に1~2年通学し、
そこから進路を決めます。

自分の興味や学びたい分野をみつけて進学する者もいますが、
「ビジネス学科」という当たり障りのないような専攻で、
引き続きアルバイト中心の学生生活に勤しむ者が多いです。


技能実習生も兄や姉が働いていた職場で受け入れてもらえるのなら前もって情報が得られていて、不幸な目に遭う確率は低いでしょうが、
日本で"働き方改革"が行なわれている最中では残業代が減って兄姉ほどは稼げなくなっているかもしれません。

年齢的には中年になる私がベトナムの法律・労務事情がわかっていないように(ころころ変わるので)、
若年層のベトナム人が(ころころ変わる)日本の在留資格についてすべて理解することは難しく、
真似することで安心感を得ているのだと思います。

一般的なベトナム人は「誰も歩んだことがない道は怖いから嫌」。
けれど、「誰かが歩んでそこで成功したのならその道をたどるのは大好き」という国民性があると感じています。

その道を歩んでいく者たち何人分の明るい未来が用意できるのかはそれぞれ違うのでしょうが、
日本行きの道は、もう平坦ではなく、先行き不透明になっているはずです。


時々、ベトナム人の友人から「日本にいる友達がもうすぐ学校を卒業する。彼は日本で働くことを望んでいるので、日本の会社を紹介してほしい」と頼まれることがあります。


私が「彼はどんな仕事がしたいの?何ができるの?」と問うと、
本人に確認した上で「何でもいい。何でもできる」という返事がだいたいきます。


間口を広げたいという気持ちもわかるのですが、
そういう相談には意地悪な返答で返します。

「なんでもよくて、なんでもできるなら資本金500万円用意して、自分で起業したらいいさ」などと。
すると、「そんなお金はないです」と返事が来るので、
じゃぁ稼げる方法は考えられないの?などと・・・。
不毛なやりとりです。(暇なときにやっています。)


そういう者たちは「ビジネス学科」が多いです。


ビジネス学科で学べることは、WordやExcelの操作、ビジネスマナーなどだそうです。


その能力が役に立つ仕事があるので否定しませんが、
(見ず知らずの相手ではなく)自分の親しい友人にアドバイスするなら、
日本で働ければ何でもいいと思っているのなら、プログラマーになることを勧めています。


日本語センターで2年。
大学や専門学校のビジネス学科で2~4年。
そしてIT業界という道のりは難しいでしょうから、
IT業界への就職を目指したルートを歩むべきだと。


ITはベトナムでも学ぶことができるし、将来の選択肢として
「日本」だけでなく、もっと稼げる国で働くことができるかもしれません。

なので、個人的な意見としては

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<兄姉>実習生や留学生 <弟妹>ベトナムの大学か短期大学に進学→エンジニア

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がいいと思っています。
※日本で働ければ何でもいいと思っている者であることが前提です。

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