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前髪リーダーの報道を見て思ったこと逮捕歴が2度あっても日本に留まれるのか。(うち1回は警備員に暴行したというのに。)逮捕と起訴は違うので、起訴猶予になったのか。それとも軽微な犯罪だと許されるのだろうか。
いずれにせよ、その時、強制送還にならなかったということは、当時は在留資格の有効期限内だったということになる。
となれば、職場か学校があったはずであり、1度目は許された。2度目は許されず解雇・退学させられたが追い出される前に逃亡した。そして、不法滞在のまま3度目に強制送還されられたという解釈でいいのだろうか?
もう1つ思ったことは、ナレーションでは強制送還したことを「してやったり」のように誇らしげに話していたが、「強制送還→(ベトナムで)収監」ならともかく、そのような報道はなされなかった。
となれば、ただ母国に帰って行っただけではないか。万引きして強制送還された者がベトナムに刑務所に収監されたという話を聞いたことがない。
また、「5年間は日本に来れない」とも誇らしげに語っていたが、たかが5年。
合法的に5年後は来れるということになる。
もしくは5年を待たずとも、日本の在留カードを偽造するぐらいなんだから、ベトナムのパスポート・IDを偽造するなんて(窃盗で)稼いできた金を使えば容易いことなのではないか?
日本で稼いだ金・盗んだ物は、捕まる前にベトナムへ運んでいた可能性が高い。
不法滞在なのだから銀行取引もできないだろうし、友人らに運ばせていて、
記録も残っていない。
海外にある資産を日本の入国管理局・警察らが押収することは難しいはずだ。
つまり、彼は今、ベトナムでいい生活をしているのではないか?
セミナー講師という仕事にありつけそうなぐらいだ。
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ベトナム人の不動産投資
現在、日本は好景気ですが、
ベトナムの景気も良いようで土地の値段がどんどん上がっていきます。
一時期、下降気味になったのですが、
法改正で外国人の投資を認めたことでまた上向きになりました。
なので、土地を買えるぐらいのお金を持っている人たちは、
不動産投資や不動産業を始めていきます。
(ちなみに、ベトナムの銀行の定期金利は8%ぐらいの利率があるのですが、物価上昇率や不動産投資に比べるリターンの少なさから預ける人は少ないと聞きました。)
周りにいるベトナム人の友人・知人との会話でこういった会話になったとき、不動産投資は悪いことではないし、ギャンブルと同じで、引き際を間違えずに勝ち逃げをするのならいいと話します。
「そうですね」と返事をしてくれていますが、表情を窺うとわかってないだろうなーという感じです。
一定の年齢以上の日本人はバブル崩壊を経験して、不動産投資の危険性を知っています。
けれど、ベトナム人で不動産投資の浮き沈みを知っている方は少ないのです。それを知っているベトナム人は私ごときのアドバイスなど必要ない大資産家であり、職業「投資家」です。
数年前、中国でも土地バブルが起こって、投資目的のためにマンションを買って誰も住まないのでゴーストタウンと化しているというニュースがありました。自分の知人の中国人もその投資で失敗して損失を被っていました。
かつての日本人や中国人がそうだったように、そして、今のベトナム人たちは土地の値段が上がっていくところしか知らないので、“イケイケどんどん、のりおくれるな!”なのです。
苦い話には耳を傾けないけれど、甘い話には飛びついていく。さらに、誰もやったことがない挑戦は怖いから嫌だけど、
誰かが成功した事例があることのモノマネは大好き。
さらに、ここでも「家族第一主義」が悪影響を及ぼすのですが、両親が「ご近所の〇〇さんが土地を買って、その土地は今、すごく値上がりしている」「親戚の〇〇さんが不動産投資ですごく儲かっている」という話を聞きつけ、息子や娘に不動産の購入を促せば、子供たちは”家族のためだ”と喜んで買います。
技能実習生やその予備軍に、日本で稼いだお金は何に使うのか?と尋ねると、「家族のために家を買う」という返答が多いです。
おそらく、今、買ったら値上がりするでしょう。そうなれば勧めた側としてみれば、「ほらみたことか!私の言った通りになった」と自慢げな顔を浮かべるのは想像に容易いです。
ここで終わればいいのですが、技能実習生の両親は、ほとんどが農民・漁民です。経験豊富な投資家ではありません。ビギナーズラックで当たったのです。。。
しかも、今までコツコツ働いて稼いだお金よりも、何倍、何十倍も高い利益を得たのです。
おいしい思いをしたら、また次もやりたくなるのが人間の性です。
投資情報を自分なりに分析して、勝算あっての再投資なら賛成ですが、過去の成功に味をしめて失敗するまで繰り返す者たちは少ならずいると思います。
「今がチャンスですよ!」「儲かりますよ!」とそそのかす業者も増え続けていますから、甘い話が大好きな彼らにとってはブレーキを踏む理由がありません。
ベトナムの土地神話が崩壊するのは5年後か、10年後か。それはわかりません。借金せずに自己資金で投資するなら、
資産を失っても、
またコツコツ働いて生計を立てていけばいいと思います。
でも、そうでない人もたくさん現れるでしょう。ベトナム人たちは、お金を借りることにも抵抗が少ないですから。
と、心配したものの、
借金まみれのベトナム人は今現在もその辺にたくさんいますし、
バブル崩壊後の日本では借金を苦に自殺ししてしまった方たちもいると聞きますが、
ベトナム人の場合は「 Trời ơi !」と言い放つだけで済んでしまうのかもしれません。 -
言葉のくくり
ベトナム人(外国人)を日本へ招へいする仕事をしていると、
必ず「ビザ(査証)」という言葉がでてきます。
でも、この一般の人がいう「ビザ」は、
在留資格認定証明書とビザと在留カードの3つが合わさっています。
一般的には、「在留資格認定証明書」交付申請を日本にある入国管理局に申請します。
審査を経て入管OKであれば、「在留資格認定証明書」を本人が持参して各国の日本大使館に行って、「ビザ(査証)」を発行してもらいます。
パスポートにビザを貼ってもらって、日本の空港へ着くと長期滞在者は「在留カード」をもらえます。
長期滞在(就労や留学など)の場合、今後、この「在留カード」が"日本滞在許可の証明書"となります。
一時的に母国に帰国しても「在留カード」の有効期限前であれば、
何度でも大丈夫です。
なので、外国人社員採用における一連のやりとりの中で「ビザは取れたか?」という話がありますが、一番のキモとなるのは「在留資格認定証明書」なのです。
「在留資格認定書」があれば、「ビザ(査証)」は犯罪歴や公安等ブラックリストに載っていない限り、ほぼ確実に取れます。
年間1000人以上の技能実習生を輩出する送出期間のベトナム人マネジャーから聞いたのですが、
1回だけ在留資格認定書ももらい、ビザも発行されて、出発日を迎えたけれど、
ベトナムの空港で拒否された者がいたという話を聞きました。
暴力事件を起こした前科者だったようです。
在留資格認定証明書を発行するのは日本の入国管理局。
ビザを発行するのは日本大使館・日本領事館。
従って、ベトナムの公安・警察との情報交換はなされていないようで、
ベトナムの空港内におけるチェックで初めて発覚するようです。
もしくは、たまたまそのものはビザが発行された後で、
暴力事件を起こしたのかもしれません。
いずれにせよ、空港ではわかるようです。
話が逸れてしまいましたが、
つまり「ビザ」という言葉のくくりの中に、本当のビザ・在留資格認定証明書・在留カードが含まれていると言いたかったのです。
この頃、お問合せ頂く中で「高度人材」というフレーズが投げかけられます。
これも3通りの解釈があります。
自分自身は「高度人材」と言われると、在留資格名称「高度専門職」を思い浮かべてしまいます。
また、昨今、報道されている安倍政権が推し進めている外国人材の雇用における表現でもしばしば使われている言葉なので、特定技能1号・2号や特定活動(留学生あがり)を指す言葉とも捉えることができます。
でも、おそらくは「エンジニア(技術者)」を指しているのだろうなーと思っています。
こればかりは聞いてみないとわかりませんが、
在留資格の名称または来年創設される新在留資格のことを知っている人は少数派で、
それを一つ一つ説明していくのも大変です。
(それを事細かに説明したら嫌われそうです・・・)
なので、相手がどれほど認識しているのか、
牽制しながらながら進めているのですが、
そもそも「高度人材」って何なのかわかっていません!!!
何と何を比較して、どうだったら高度なのですか???
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菓子折り
その回答が正解なのか、否かはさておき、
以前、ベトナム人スタッフから、
「お菓子は子供の食べ物なので、大人に対してお菓子を持っていくのは失礼にあたる。」
と教わりました。
その時は、謝罪ではなくて、
「はじめまして」とご挨拶に伺おうとしたときです。それでは他に何を持参すればいいのか?と尋ねたところ、
お酒・・・
(--->お酒を飲めない人もいるので・・・ちょっと・・・)
果物・・・
(--->巷に溢れているし、高価なもんでもないので社長に対してはちょっと・・・)
結論的には、
"お金"
とのことでした。
特に謝罪のときは。
まぁ、「はじめまして、今後お付き合いしたいです。宜しくお願いします」のときでも、
それが1番とのことです。 -
牛角- Japamese BBQ Gyu-Kaku-
[牛角]という日系の焼肉屋さんに行きました。
これまで何度も行ったことがあるお店で、
今日もとても繁盛していました。
おそらく常時(人は代われど)日本人の店員さんが一人はいます。
ひさしぶりに訪れましたが、
今まではベトナム人スタッフさんの対応にも不満を感じることはないサービスでした。
でも、今回の対応は出来損ないの部類に入ると思います。
ある注文をする。日本語でも英語でも話したけれど、その若い男性ベトナム人は理解できない。通りがかりの女性ベトナム人と呼び止め、彼女に託して去って行く。でも、彼女にも通じない。結局、日本人スタッフを呼んで解決してもらうことになる。
「食後のデザートをおねがいします」という定例の話題なのに・・・。
たまたま、デザートのアイスを用意するカウンターの向かい側の席だったので、一部始終を全部見届けました。
その日本人スタッフさんはベトナム人スタッフさんに対して「デザートのアイスだ」と指示をする。
でも、誰にも何もしない。
アイスを作る現場に誰もいない状況が続く。
日本人スタッフさんが戻ってきて、
アイスは出したのかと確かめたけれど、
やっていないという返事がなされたのだと思います。
怒るでも、呆れるでもなく、
態度を変えず、
その日本人スタッフさんが自らアイスを用意し始めました。
でも、他のベトナム人スタッフから緊急の呼び出しがあって、
やむを得ず離れればいけなくなり、
若い男性ベトナム人スタッフに指示を出して去りました。
そのベトナム人スタッフは、アイスを準備しようとしました。
でも、アイスにのせる"きな粉"がみつかりませんでした。どうしていいのかわからぬまま、他の席からの呼び出しがあって、アイスが入ったBOXを冷凍庫の外に出したまま、その場を去る。
他のベトナム人スタッフが「このアイスは何だ?」と群がるが、誰も理由を知らないので、放置しました。
しばらくして・・・
日本人スタッフが戻り、アイスに気づき、溶けてはまずいので冷凍庫に入れてから、私たちの分をコップに入れました。
そうすると、他の席で問題が発生したようでベトナム人スタッフから、その日本人スタッフさんへ呼び出しがかかる。
彼は、アイスの指示を出すが、誰も聞きいれない。その場から全員が立ち去る。
またしばらく、放置される(私たちに提供されるはずの)アイス・・・。
(意地悪なのかとも思いつつ)興味深いので、ずっと観察していました。
たまに何人かのベトナム人スタッフがその場に現れ、「このアイスは何だ?」「どこに運べばいいのだ?」という会話のやりとりをしている様子がありました。
でも、誰も解決方法を知らないので、放置。その場を去ります。
さらに、しばらく経ちます・・・。
日本人スタッフさんが戻ってきて、その場に1人でいました。放置されたアイスに気づき、すぐに向かいの私らの席へと持ってきてくれました。(きな粉は在庫になかったのだと思います。)
そして一度、その場を去った後、落ち着いたのか、遅れたことをお詫びしに来てくれました。
憐れに思えたので、「ご苦労察します」とだけ一言お伝えしました。
ここからは想像ですが、9月3日はベトナムの祝日(振替休日?)でして、ベトナムにおける数少ない連休&年内最後の祝日なので、皆が仕事を休んで田舎に帰ります。
年中無休をウリにしているお店は、人員確保が大変です。
休みを取ることを許さなければ、これを機にスタッフが辞めていくことも考えられます。
その日、大戸屋さんを訪れたのですが、スタッフが少ないから調理が遅くなる、セットに付くはずの茶わん蒸しが提供できないと言われました。
そのような経緯が鑑みれました。
新人スタッフばかりだったのだと思います。
顧客視点からすれば、それでもうまくやるのが経営手腕なのでしょうが、サラリーマン時代に同じような立場で働いた同志としては、その日本人スタッフさんのご苦労が痛いほどわかります。