言葉のくくり
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言葉のくくり
ベトナム人(外国人)を日本へ招へいする仕事をしていると、
必ず「ビザ(査証)」という言葉がでてきます。
でも、この一般の人がいう「ビザ」は、
在留資格認定証明書とビザと在留カードの3つが合わさっています。
一般的には、「在留資格認定証明書」交付申請を日本にある入国管理局に申請します。
審査を経て入管OKであれば、「在留資格認定証明書」を本人が持参して各国の日本大使館に行って、「ビザ(査証)」を発行してもらいます。
パスポートにビザを貼ってもらって、日本の空港へ着くと長期滞在者は「在留カード」をもらえます。
長期滞在(就労や留学など)の場合、今後、この「在留カード」が"日本滞在許可の証明書"となります。
一時的に母国に帰国しても「在留カード」の有効期限前であれば、
何度でも大丈夫です。
なので、外国人社員採用における一連のやりとりの中で「ビザは取れたか?」という話がありますが、一番のキモとなるのは「在留資格認定証明書」なのです。
「在留資格認定書」があれば、「ビザ(査証)」は犯罪歴や公安等ブラックリストに載っていない限り、ほぼ確実に取れます。
年間1000人以上の技能実習生を輩出する送出期間のベトナム人マネジャーから聞いたのですが、
1回だけ在留資格認定書ももらい、ビザも発行されて、出発日を迎えたけれど、
ベトナムの空港で拒否された者がいたという話を聞きました。
暴力事件を起こした前科者だったようです。
在留資格認定証明書を発行するのは日本の入国管理局。
ビザを発行するのは日本大使館・日本領事館。
従って、ベトナムの公安・警察との情報交換はなされていないようで、
ベトナムの空港内におけるチェックで初めて発覚するようです。
もしくは、たまたまそのものはビザが発行された後で、
暴力事件を起こしたのかもしれません。
いずれにせよ、空港ではわかるようです。
話が逸れてしまいましたが、
つまり「ビザ」という言葉のくくりの中に、本当のビザ・在留資格認定証明書・在留カードが含まれていると言いたかったのです。
この頃、お問合せ頂く中で「高度人材」というフレーズが投げかけられます。
これも3通りの解釈があります。
自分自身は「高度人材」と言われると、在留資格名称「高度専門職」を思い浮かべてしまいます。
また、昨今、報道されている安倍政権が推し進めている外国人材の雇用における表現でもしばしば使われている言葉なので、特定技能1号・2号や特定活動(留学生あがり)を指す言葉とも捉えることができます。
でも、おそらくは「エンジニア(技術者)」を指しているのだろうなーと思っています。
こればかりは聞いてみないとわかりませんが、
在留資格の名称または来年創設される新在留資格のことを知っている人は少数派で、
それを一つ一つ説明していくのも大変です。
(それを事細かに説明したら嫌われそうです・・・)
なので、相手がどれほど認識しているのか、
牽制しながらながら進めているのですが、
そもそも「高度人材」って何なのかわかっていません!!!
何と何を比較して、どうだったら高度なのですか???
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