ベトナム人の不動産投資
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ベトナム人の不動産投資
現在、日本は好景気ですが、
ベトナムの景気も良いようで土地の値段がどんどん上がっていきます。
ベトナムの景気も良いようで土地の値段がどんどん上がっていきます。
一時期、下降気味になったのですが、
法改正で外国人の投資を認めたことでまた上向きになりました。
法改正で外国人の投資を認めたことでまた上向きになりました。
なので、土地を買えるぐらいのお金を持っている人たちは、
不動産投資や不動産業を始めていきます。
(ちなみに、ベトナムの銀行の定期金利は8%ぐらいの利率があるのですが、物価上昇率や不動産投資に比べるリターンの少なさから預ける人は少ないと聞きました。)
不動産投資や不動産業を始めていきます。
(ちなみに、ベトナムの銀行の定期金利は8%ぐらいの利率があるのですが、物価上昇率や不動産投資に比べるリターンの少なさから預ける人は少ないと聞きました。)
周りにいるベトナム人の友人・知人との会話でこういった会話になったとき、
不動産投資は悪いことではないし、ギャンブルと同じで、
引き際を間違えずに勝ち逃げをするのならいいと話します。
「そうですね」と返事をしてくれていますが、
表情を窺うとわかってないだろうなーという感じです。
一定の年齢以上の日本人はバブル崩壊を経験して、
不動産投資の危険性を知っています。
けれど、ベトナム人で不動産投資の浮き沈みを知っている方は少ないのです。
それを知っているベトナム人は私ごときのアドバイスなど必要ない大資産家であり、職業「投資家」です。
数年前、中国でも土地バブルが起こって、投資目的のためにマンションを買って誰も住まないのでゴーストタウンと化しているというニュースがありました。
自分の知人の中国人もその投資で失敗して損失を被っていました。
かつての日本人や中国人がそうだったように、
そして、今のベトナム人たちは土地の値段が上がっていくところしか知らないので、
“イケイケどんどん、のりおくれるな!”なのです。
苦い話には耳を傾けないけれど、甘い話には飛びついていく。
さらに、誰もやったことがない挑戦は怖いから嫌だけど、
誰かが成功した事例があることのモノマネは大好き。
誰かが成功した事例があることのモノマネは大好き。
さらに、ここでも「家族第一主義」が悪影響を及ぼすのですが、
両親が「ご近所の〇〇さんが土地を買って、その土地は今、すごく値上がりしている」「親戚の〇〇さんが不動産投資ですごく儲かっている」という話を聞きつけ、息子や娘に不動産の購入を促せば、子供たちは”家族のためだ”と喜んで買います。
技能実習生やその予備軍に、日本で稼いだお金は何に使うのか?と尋ねると、
「家族のために家を買う」という返答が多いです。
おそらく、今、買ったら値上がりするでしょう。
そうなれば勧めた側としてみれば、「ほらみたことか!私の言った通りになった」と自慢げな顔を浮かべるのは想像に容易いです。
ここで終わればいいのですが、
技能実習生の両親は、ほとんどが農民・漁民です。
経験豊富な投資家ではありません。
ビギナーズラックで当たったのです。。。
しかも、今までコツコツ働いて稼いだお金よりも、
しかも、今までコツコツ働いて稼いだお金よりも、
何倍、何十倍も高い利益を得たのです。
おいしい思いをしたら、また次もやりたくなるのが人間の性です。
投資情報を自分なりに分析して、勝算あっての再投資なら賛成ですが、
過去の成功に味をしめて失敗するまで繰り返す者たちは少ならずいると思います。
「今がチャンスですよ!」「儲かりますよ!」とそそのかす業者も増え続けていますから、
甘い話が大好きな彼らにとってはブレーキを踏む理由がありません。
ベトナムの土地神話が崩壊するのは5年後か、10年後か。
それはわかりません。
借金せずに自己資金で投資するなら、
資産を失っても、
またコツコツ働いて生計を立てていけばいいと思います。
資産を失っても、
またコツコツ働いて生計を立てていけばいいと思います。
でも、そうでない人もたくさん現れるでしょう。
ベトナム人たちは、お金を借りることにも抵抗が少ないですから。
と、心配したものの、
借金まみれのベトナム人は今現在もその辺にたくさんいますし、
バブル崩壊後の日本では借金を苦に自殺ししてしまった方たちもいると聞きますが、
ベトナム人の場合は「 Trời ơi !」と言い放つだけで済んでしまうのかもしれません。
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