技能実習生の逃亡
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技能実習生の逃亡
よくある質問
「技能実習期間中における技能実習生の逃亡」について
※「失踪」というと事件・事故の可能性もあるため、
下記は技能実習生本人の意思による「逃亡」を対象とする。
本人(技能実習生)に責任があるのはもちろんなのだが、
受入企業や監理団体・送出期間に問題がある場合もあるし、
仲介業者・個人がおかしな説明をしていたり、そそのかしていたりする場合もある。
なので、下記は逃亡善悪の論評ではなく、
あくまで事象についての説明。
本来であれば、逃亡する前に受入企業や監理団体に辞表を出し、
(自己負担になるだろうが)母国に帰国すれば大きな問題となることはない。
ただし、技能実習生の中には、
母国で借金をして送出機関での教育費用等を払った者たちがいて、
我慢できず逃亡したものの、母国にも帰れない者たちがいる。
ある技能実習生が逃亡すると、
まず受入企業が監理団体に報告する。
監理団体は、日本の警察に届け出を出す。
それで、おしまい。
(受入企業への補償などについては各監理団体との契約による)
特別な事情がなければ、
受入企業も監理団体も逃亡者を探すことはしないそうだ。
もし見つけることができたり、
逃亡した者が警察に捕まって連絡がくれば、
監理団体のスタッフが引き取りに行き、
母国へ送り返す。
それで、おしまい。
技能実習生は、日本において転職することができない。
その他、留学などの在留資格に切り替えることもできない。
かつては“難民”申請を行って、
その期間中に働くということもできたそうだが、
法務省が「偽装申請」対策を行って、
今後はそれも出来なくなると言われている。
しかし、日本には在留資格を必用とせず働ける場所があるようで、
そういった場所で過ごしているそうだ。
もちろん、不法滞在であることには変わらない。
技能実習生たちは、SNSなどを通して、
常に情報交換をしている。
実際、どこどこの地方に多く集まっているという情報もちらほら耳にする。
健康保険からも脱退するので病院にも行きずらくなってしまうのだが、
病気やケガもなく、警察等のお世話になることもなければ、
自分が帰りたくなたっ時に入国管理局に行き、
ビザが切れていることを申し出れば、
おのずと帰国できるそうだ。
その場合、日本で処罰を受けるわけでもなく、
(ベトナムの場合は)母国で裁きを受けるわけでもないらしい。
当然、起きてほしくない出来事ではないけれど、
たとえ起こったとしても、あっさりしていると思ったのが率直な感想。
※送出機関・監理団体によっては家族面談を行うなど、
事前に逃亡対策を行っているところがある。
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