Thuongさん
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Thuongさん
大人しく、大人びた雰囲気を醸し出しているけど、
実はDiemさんに次いでクラスでは2番目に若い。
他の学生たちに「日本で稼いだお金は何に使うの?」とたずねると、
ほとんどが「家を買う」とか「家族にあげる」と答える中で、
彼女は「べトナムの大学に通って、建築を学ぶ」と、
その次のステップを見据えている賢い子。
ある日、授業の休憩中に、ぼぅーとみんなの様子を眺めていたら、
眠っていたDiemがむくっと起き上がり、
とことことThuongさんの座っているところに歩いていき、
彼女のひざの上に座る。
自分の肩をポンポンと叩き、Thuongさんにマッサージしてくれと無言で訴えていた。
Thuongさんは嫌がる様子もなくマッサージを始めた。
5分ほどのマッサージが終わると、
Diemがまた眠そうに自分の席に戻ろうとしているので、
視線を送り、目が合ったので無言で自分の肩をポンポンと叩いてみた。
察したDiemもこちらに来て、マッサージをしてくれようとするのだが、
2秒で飽きたようで、Thuongさんを呼び寄せ、
Thuongさんが私にマッサージをしてくれた。
その間、Diemは席に戻って眠る。
5分ぐらいのマッサージが終わると、
私もお礼にThuongさんにタイ式っぽい背骨をボキッボキッと鳴らすストレッチをしてあげると、
その様子に気づいたVanさんが「私も、私も」というので、やってあげた。
その騒ぎに目を覚ましたDiemも、目を輝かせて近寄ってくる。
いつも思うが、あの笑顔はズルい。
Diemは、そんな奴。
Thuongさんは、いい人。
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