HuyくんとNhiさん1
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HuyくんとNhiさん1
技能実習生同士の恋話。
その前に、、、
「問題」というと、誤弊があるかもしれないので、
その前に、、、
「問題」というと、誤弊があるかもしれないので、
技能実習生の管理側に「衝撃が走る」という表現にすると、
ありがちなのが、
1.失踪
2.ストライキ
3.妊娠
かな、と。
他にもいろいろあるのだろうけど省略。
犯罪行為・法律違反は論外。
「恋愛」に関しては各送出機関によってまちまちなのだが、
①.生徒同士はOK。先生と生徒はNG。
②.生徒同士はNG。先生と生徒はOK。
③.規制したくてもできないのだからすべて黙認。
Huy君とNhiさんは、①の学校なので、送出機関での学生時代から四六時中一緒にいる。朝・昼・晩。
(男女別々の宿舎なので、寝るときだけ離れなければならない。)
学校の連休があると、Nhiさんは故郷に戻るのだが、
Huy君もNhiさんの実家に行く。
そんなアツアツな2人。
というか、たぶんHuy君がNhiさんにベタ惚れな状態。
現在、それぞれ大阪と三重県に分かれて別々の場所で仕事をしている。
けれど、どうもFacebookを見ると、頻繁に会っている様子なので、Huy君に尋ねてみた。
そうすると、どうやら先月は2回会ったらしい。
(Huy君は、研修を終えたばかりで、最初の1か月目。)
懐事情が気になったので、聞いてみたところ、
片道4,000円かかるらしい。(移動時間は片道2時間)
先輩がいるから宿代はかからないそうだ。
(Nhiさんの部屋は会社管理なので男子禁制。)
往復8,000円×2回で16,000円。
食事代もかかるし、寒いから屋内で過ごすだろうし、
通常、ベトナムにおいてデート代は、すべて男性負担。
彼は学生時代からNhiさんにすべておごっていた。
その財源はどこから出ていたのかずっと不思議だった。
(その学校は、アルバイト禁止。全寮制で管理され,隠れてやる時間もない。)
一昔前は、お金を稼ぐことだけを目的とせず、
優秀な人(有名な大学の卒業生とか)が、
自ら望み、もしくは(親戚ではない他人から)求められて、
「技能・技術」を学ぶために技能実習生として送り出されていた時代があった。
給料とは別に、奨学金をもらえる人もいたそうだ。
今は、そうではない。
仮にごく稀にそういう人がいたとしても、
少なくともHuy君は違う。
いわゆる「出稼ぎ組」だ。
・・・にも関わらず、恋に溺れてしまった。
それはそれで人として悪いことではないのだろうが、
A.日本でお金を稼ぐ
B.日本でも恋人に尽くす
は、現代の「ギノウジッシュウセイ」としては、
相反していると考えてしまう。
両立しないものを求め、欲望が理性を上回った場合、、
人は良からぬ行動を取ってしまうのではないだろうか。
Huy君のことばかり語っているが、
実は日本語教師時代に、
仲が良かったのはNhiさんの方だった。
「魔性」という言葉を教えるため、
1時間かけて丁寧に説明した。
それが魅力でもあるのだけれど、
魔性のNhiさん。
分かち合い、支え合うことができるかなー。
Huy君が恋に落ちてしまったことは仕方ないとして、、
「問題」を起こさないことを願うばかりだ。
くわばら、くわばら。
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