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日本語のクセ
ベトナムで働いている日本語教師の中にはコテコテの関西弁だったり、方言を丸出しの方がいます。
関西地方の企業が受け入れるのではあれば「関西弁を教えてやってほしい」というオーダーがあります。けれど、関西地方組だけでクラス編成をするような日本語学校や送り出し機関を見たことがないですし、日本語教師を複数人雇うのは相応の学生数がいないと大変です。
なので、コテコテの関西弁で話す日本語教師が学校に一人いて、
会話の授業を受け持っているというケースがありますが、
関西地方組ですら教科書との違いに戸惑っています。
一方、自分は関東弁ですし、
話し方が比較的ゆっくりでなので、
いい先生だと(勝手に)自負していました。けれど、ベトナム人から指摘を受けたり、
自分の言葉を文字に起こしてみると、
いろいろとクセがあることに気づきます。
昨日、気づいたのは「なーにー?」という話し方です。
我ながら文字に起こしてみると気色悪さを感じますし、
どこで覚えた(影響を受けたのか)とずっと考えていました。教科書どおりだと、はっきりと「あれは何?」と言われた方が、
日本語初級者にとって聞き取りやすいはずです。
でも「なぁ~んだ?」みたいに、
子供に絵本を読み聞かせるような話し方になっているのです。
そんなことしたことがほとんどないのに・・・です。
意識して気を付けようと思いました。PR -
ベトナム人的遠距離恋愛
たまたま続いただけなのかもしれませんが、
友人のベトナム人たちが結婚するという報告が増えてきています。
それ自体はおめでたいことなので、率直に「おめでとう!」と伝えているのですが、
全員共通しているのが遠距離恋愛なのです。直近3組でいいますと、
友人が新郎側が1組。
友人が新婦側が2組。友人新郎側(現在ベトナム在住)のお相手は日本在住で半年に1回ぐらいは会っているようです。
結婚したらいっしょに日本で住むと言っていました。問題(?)は友人新婦側の2組でして、本人たちは日本で働いているのですが、
いずれの恋人たちもベトナム在住ベトナム人男性で日本に来たことはない。
さらに、一人は会ったことがないそうです。
もう一人は高校時代の同級生ではあるが、高校卒業以来(8年間)会っていない。けれど、結婚することに決めたそうです。
今、一般のベトナムの若者たちもスマホを持っているので、
ビデオ動画で頻繁に話しているとは言っていますが、
肌感触や匂いまでは分からないわけで「すごいクサい人かもしれないよ?」と、
会ったことがない相手と結婚しようとしている友人へは意地悪に話しています。
一昔前の遠距離恋愛なら電話や文通だったので、
それに比べたらだいぶ得られる情報が多いのでマシかもしれません。
デジタル通信の遠距離恋愛(しかも国越え)を実らせる者たちが増えているようです。
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監理団体の許可を取り消し事案について推測(まさかの続編)
出処:外国人技能実習機構
[原文]
令和元年 10 月 31 日監理団体 代表者 各位
外国人技能実習機構監理団体部長
送出機関との不適正な関係について(再度の注意喚起)
貴監理団体におかれましては、外国人技能実習機構の業務にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
今般、法務省と厚生労働省は、令和元年 10 月8日付で、監理事業に関して送出機関との間で不適正な契約を締結していた監理団体について、外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(以下「技能実習法」という。)第37条第1項に基づき、監理団体の許可を取り消しました。
本事案は、監理団体が、送出機関との間で、「技能実習に係る契約の不履行について違約金を定める内容の覚書を交わしていたこと」、「覚書の中で、技能実習法第28 条第1項の規定に照らして不適正な内容の取決めを交わしていたこと」の理由により許可取消となったものです。
送出機関との不適切な関係については、平成 29 年 12 月 14 日付で各監理団体に対し注意喚起を行ったところですが、本事案のように、当機構に提出している契約(協定書)とは別に送出機関と覚書を交わし、技能実習生が失踪等した場合に送出機関から違約金を受け取ることや、送出機関から監理費以外の手数料又は報酬を受けることを約することは許されないことを再度注意喚起します。
この機会に、監理団体の役割について、再認識していただき、適正な監理事業を行うよう徹底して下さるようお願いします。
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【疑問】
1.「前回」と「再度の注意喚起」の間に何があった?
2.通常調査または内偵調査を進めていたのだろうが、それは注意喚起するためだったのか?誰のために?
3.取り締まる気はないのか(過去の悪事は無罪放免)? -
監理団体の許可を取り消し事案について推測
出処:厚生労働省HP
推測です。所轄官庁としても「物的証拠」がなければ、処分は下せないはずです。確固たる「物的証拠」として認められるには、内部告発やメールのやりとりの記録程度では信憑性が足らない。
そうなると、互いの会社代表印が押された書面(覚書など)が必要になるかと思います。では、それがどうやって見つかったのか。
1. ガサ入れ(家宅捜索、事業所捜索)2. 関係者によるリーク3. その他※「3.その他」は考えればキリがないので省略します。「1.ガサ入れ」については、入管が公安と同格になったことや、知人が勤める監理団体にも監査が入ったという話を聞いたので可能性はあります。
けれど、つつけばやましいことがことがわんさかでてくるこの業界において、探られて困る議員さんたちが阻もうとするかと思います。そうなると、可能性が最も高いのが「2,関係者によるリーク」。
これも3パターンがあります。
① 送り出し機関(ベトナム側)の関係者によるリーク② 監理団体(日本側)の関係者によるリーク③ 第三者によるリーク※「③第三者によるリーク」も考えればキリがないので省略します。
リークするにも「その理由」を考える必要があるかと思います。
・善意(良心の呵責に苛まれたなど)・怨恨・愉快犯・ヒューマンエラー、などベトナム側で、送り出し機関の代表印または会長(社長)のサインがある書類に関与できるものは、その社内においてかなり限定されます。
また、今回処分を受けた送り出し機関は、グループ会社の1つであり、同じ活動をしているグループ会社がいくつもある中でそのうちの1社のみが除外されたとて、代替えがいくらでも利くことは、この業界で働く者であれば誰もが解っていることです。そうなると、可能性として高いのは、監理団体(日本側)のリークなのではないかと。
処分を受けた監理団体がどのぐらいの規模の組織なのか知りませんが、ホームページの検索に引っかからないぐらいならば、小規模なのではないかと考えます。(報道後、即座にホームページを封鎖したということも考えられますが、画像検索などでは何かしろの足取りは残るかと思いますので。)小規模な監理団体であれば、常時事務所内で作業しているスタッフが複数いるわけではなく(監理団体の仕事は、巡回と監査などで外出が多い)、契約書などの重要書類についても社員の誰もが出し入れできる管理体制であるかと思います。
仮に、あるベトナム人社員がいて、その方は日々、ベトナム人技能実習生と接する中で、彼らの苦労を憐れみ、少しでも世の中を良くしようと内部告発することも考えられます。
または、会社への不満や社内の人間関係をこじらせ、怨恨に内部告発も考えられます。
断定することはできませんが、理由を考える上で、想像し易いのは日本側における事情です。
今回、監理団体側も送り出し機関側も2社ずつが処分を受けました。これは1社だと内部告発者が特定されてしまうので、2社ずつに増えるのを待っていたのではないかと勝手に思っています。
**********************************************以上の推測を各監理団体の経営幹部たちも考えたとすれば、現在、「物的証拠」隠滅に躍起となっているはずです。
処分を受けた送り出し機関が、処分を受けた監理団体のみと制度違反の取り決めを交わしていたと考えるより、「他とも」「他でも」同じことをしていたと推測する方が、その理由を考える上で容易いです。
さらに深読みすると、技能実習制度を維持するために、
今のうちに証拠を隠滅したまえ、というという裏メッセージを送ったとも捉えることができます。 -
特定技能、外国人数低迷 初年度想定の1%未満(中日新聞)
出処:中日新聞
内容を決めぬまま法案を強行採決で通して、
出てきた内容は技能実習生制度の既得権益を著しく損なうことなく、
国連の奴隷制度指摘にやや配慮した形にしたため、
(発端となった)産業界の要望とは著しくかけ離れた使い勝手の悪い新在留資格「特定技能」が出来上がりました。
それに便乗してできた「出入国在留管理庁」は傲慢となり、
サービスの劣化がひどいです。
外国人を受け入れるために格上げされ、予算も増えたはずなのに、
成果が上がらないなら、その責任を取って格下げしてもらいたいです。