メンバー
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HaさんとHienさんPR
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Haさん宿敵Haさん。
Vanさん、Huongさん、Hoaさん、そしてHaさんは、
他のメンバーと比べると勉強期間が長いようで、
日本語も上手。
VanさんやHuongとは、仲良しなので口論にならない。
(でも、怒らせたらきっと怖い。)
Hoaさんは性格が温厚なので、対立しない。
Haさんは、自己主張が強いので、
自身の意見を正当化しようとする。
そういった意味では、私と性格が似ているから、
口論になるのだろう。
口論できるほど日本語が達者なのだ。
とはいえ、声を荒げる程の口げんかとはならず、
意見衝突。ディスカッション。
わかりやすいのは、恋人の携帯電話チェック。
何をどう説明しても、
Haさんは「好きだからチェックする」という主張を変えない。
ある日、授業が終わった後で、
Haさんが学校の前で待っていた男性に近づき、
何やら話しているところを見かけた。
その時は、やや遠かったのではっきり見えなかったのだが、
同じ服の色を着ていて、
顔も似ていたので「兄弟なのかな?」と思った。
5分~10分ほど話しているようだった。
その後、Haさんもバイクの後部座席にまたがり、
2人でどこかに行った。
翌日、聞いてみると、あれが恋人だったそうだ。
(ベトナムではペアルックが今も健在。)
会話の授業なので、生徒と会話することが私の務め。
JV29に関しては何を話してもいいと学校から承諾を得ているし、
懲りずにその話題に触れてみる。
私「昨日も、恋人の携帯電話をチェックしましたか?」
Haさん「はい。もちろん!」
私「どうして、そんなに心配するの?」
Haさん「好きですから。」
私「昨日、(学校の前で)何を話していたの?」
Haさん「彼が待っている間に、他の女の子たちが通りました。そのとき、彼が彼女たちのことをずっと見ていたので、ケンカしました。」
そうですか…。
Haさんの恋人は大変だ。
彼は日本に行く計画がないので、
Haさんカップルは3年間会うことはない。
こんなに束縛するHaさんは、3年という月日をどう考えているのだろう…と思うが、
さすがにそれを説明するほどの日本語能力は、今のHaさんにはないので、
話題にはしなかった。
別の日、授業中、Haさんがずっと下を向いてうつむいているので、
恋人とケンカでもしたのかと思い、Haさんに声をかける。
私「Haさん、おげんきですか?」
Haさん「はい、元気です!」
私「表情が悪いけれど、だいじょうぶですか?」
Haさん「だいじょうです。」
一旦、それで終わるが、しばらくすると、また下を向いている。
後ろに回って、覗いてみると、
筆箱に中に携帯電話を隠して、Youtubeでドラマを見ていた。
そんな悪知恵が働く子。
ベトナムでは珍しいかも。
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Hienさん
Hienさんは、学校一の美人と称されていた。
でも、他のクラスの男子学生に聞くと、
あまり人気がない。
なんで?と尋ねると、
「性格が厳しいから」と応える。
接していくうちに分かったが、
なるほど、なかなかおカタイ・・・。
授業中に「愛」「恋」「好き」という漢字を教えたことがある。
「恋」には下心があると。
たまたま近くにいたHienさんに、
「Hienさんはお姉さんがいますか?」と尋ねたら、
いるという。
なので、先生はHienさんのお姉さんが大好きです。
だから、Hienさんに優しくします。
Hienさんにプレゼントを贈ります。
そうすれば、Hienさんはお姉さんに「先生は良い人です」と話してくれます。
そういうのを“下心がある”と説明した。
なので、Hienさんにはお姉さんがいることを覚えていた。
Hienさんも若いので、
この方がお姉さんなのか、お母さんなのか分からずじまい。。。
でも、涙を浮かべながら、
Hienさんが空港の中に入っていくのをずっとずっと眺めているのが印象的だった。 -
Huongさんと恋人の携帯電話チェック論争の続き
JV29クラスの中で、とりわけ嫉妬深いのが、
HuongさんとHaさん。
恋人と会うときは、毎回必ず、携帯電話をチェックすると断言している。
ある日、Huongさんが暗い顔をしているので、
「お元気ですか?」と尋ねると、
隣りの席に座っているVanさんが「Huongさんは、きのうのよる、ずっとないていた」と教えてくれる。
私がHuongさんに「どうして泣いたの?」とたずねると、
恋人とケンカしたそうだ。
Huongさんの恋人は、ベトナム人だが、
今は、千葉県に留学しているそうだ。
昨晩、電話で話していたら、
彼の後ろで女の人の声が聞こえたらしい。
彼は家の中にいるので、
他の女性を連れ込んでいたことがケンカの発端。
電話で問いただしたところ、
彼は「友だちだから心配ない」と答えたそうだ。
そんな返答で許せるHuongさんではない。
電話を切って、彼のFacebookをチェックしたという。
私は「Facebookをチェックするって、どういうこと?」と尋ねると、
Huongさんは恋人のFacebookのパスワードを知っているので、
ログインできるそうだ・・・
そうしたら、他の女の人へのメッセージで、甘い言葉がたくさん書かれているのを見つけてしまったとのこと。
その夜、彼女はずっと泣いたというのが一部始終。
この機に乗じて、
「チェックするから、不幸になるんだ」という攻勢に出る。
彼が本当に他の女性のことを好きになっていたら、
彼はHuongさんに「心配しないで」とは言わない。
「別れましょう」と伝えるだろう。
(Huongさんカップルは日本に行っても遠距離恋愛。お金もそんなにないだろうから、1年に1度会えるかどうかが数年続くことになる。)
それでも、彼が「心配しないで」と言ったのは、
Huongさんのことが好きで、別れたくないから。
それなのに、自分で怒って、Facebookをチェックして、自分が泣いているなんて、
バカバカしいと説明した。
彼女らの心には響いていなかったみたいだ。。。
恋人の携帯電話をチェックするという行為は、
今後も続けるだろうなぁ。